空飛ぶ泥船

2010年茅野市美術館で藤森照信氏の展覧会が行われました。それに先駆け藤森照信先生設計の茶室《空飛ぶ泥舟》製作のワークショップが行われました。約2週間ほどの間　一般参加者と地元の職人が地域の素材を用いて製作にあたりました。私もそのワーショップに参加してきましたので、その時の様子。またその翌年、藤森照信先生の生まれ育った茅野市宮川高部に建つ「高過庵」（藤森照信設計）の斜め下の畑に「空飛ぶ泥舟」が移動されましたので、その後の様子もご紹介したいと思います。

2週間ほどの短い間でしたが、個性的な参加者と、近くの子供達などもまじえて和気あいあいと楽しい時間を過ごせました。
藤森先生の建築は御存知の通りとても独創的で、遊び心にあふれたものです。
ただ奇抜というのではなく、どこか絵本の中にでも出てきそうな可愛らしさもあり、ほっとするようでもあり、見る人みんなが顔をほころばせるような建築です。
次はどんなものを作るのだろうと、ワクワクさせられるところが惹きつけられる要因でしょうか。
これからの藤森建築にも注目していきたいと思います。

左は、空飛ぶ泥船を見上げる藤森先生　（写真は少々細工がしてあります）